This page is intended for users in Germany. Go to the page for users in United States.

リセノの魅力「伝える力」と、これからの「伝える方向性」


僕たちは、創業当初から一生懸命に「伝える」という
ことに注力し、大事にしてきました。

モノの魅力は、知ればもっと惹かれるし、知らないと
まったく興味が沸かない。
男性的な発想かもしれませんが、僕はそう思っています。

例えば、そういうモノのひとつ「Artekのスツール60」


一見、どこにでもあるスツール。

でも、フィンランドで80年にわたって作られ続け
ているロングライフな商品であり、父から子へ、
子から孫へと長く使われていくほど、とても丈夫。

スタッキングもできるし、その姿がまた美しく、
ヴィンテージになるほど、質感と価値があがる。

開発のストーリーや、生活での高い利便性、
シンプルな美しさなど、知れば知るほど、欲しくなるスツール。

こんな風にモノの魅力は、見た目や価格だけじゃなく
きちんと製品の魅力を理解することと比例すると思います。

----------------------

そんな発想のもと、リセノでは、家具や、インテリア
アイテムの魅力を、出来る限り分かりやすく、表現
し、伝えることに力を入れてきました。

8年前のはじまりの頃は、商品の細やかなディテール
まで伝わるような写真を自分たちで撮影し、解説することで。

それから数年後には、商品と商品を組み合わせて撮影
することで、コーディネートの提案をプラスして。

そして、1年前からは、作り手の想いや生産背景など
のバックストーリーや魅力をマガジンで紐解いて。

自分たちも経験を積み重ねていく中で、より深く、
より豊かに、自分では話せない製品たちに代わって、魅力を紹介してきました。

こんな風に、製品の魅力を紐解いて、紹介していく
という手法は、自分たちでものづくり出来ない僕たち
だからこそ、作り手の視点だけに囚われることなく、
俯瞰的な視点で製品に携われたんだと思います。

またそれは、僕たちがショップとして世間に受け入れ
られるための知恵でもありました。

逆に言えば、それしか選択肢が無かったとも言えるかもしれません。

でも、この「伝える」ことを考え、続けていく中で、
最近ではそれこそが、リセノの一番の魅力なんじゃ
ないだろうかと、考える様になりました。

----------------------

それは、つまり「伝える力」。

作り手に代わって、製品の魅力や使い方・合わせ方を
紐解き、編集し、分かりやすく咀嚼し、伝える。

職人の様に「自ら作る」という手段を持たない僕たち
にとって、「分かりやすく伝える」ことこそが、
最大の特徴であり、武器であり、ブランドとしての
存在価値だと、考える様になりました。

家具に詳しくない人のために、ひとつずつ製品の
魅力を伝えることが、みんながインテリアを楽しむ
ためのきっかけになるんじゃないかと。

そして、その「伝える力」をさらに活かすこと、
「伝える力」をどういった方向性に向けていくかを
あらためて真剣に考えはじめたのです。

憧れる「伝え方」のひとつは、「雑誌の中にカートがある」というスタイル

製品やインテリアの魅力を「伝える」という点で、
僕が憧れる素晴らしいサイトがあります。

1つは、scopeさん。
もう1つは、北欧、暮らしの道具店さん。

どちらも雑貨を中心としたインテリアショップです。

そして、製品の魅力を「伝える」ことを、魅力的な
手法で行ってきた先駆者でもあります。

暮らしの道具店さんは、「カートのついた雑誌」
のようなメディアを目指していると公言されていて、
感覚的にはscopeさんも、まさに「カートのついた雑誌」です。

カートのついた雑誌のイメージを端的に書くと、こうです。

----------------------

雑誌を見る感覚で、なんとなく空いた時間にサイトを
覗くと、そこでグラスが売っています。

そのグラスは、とってもきれいなカタチをしていて、
ビールが入った画像が載っていて、とっても美味しそう。

どうやら飲む時の口当たりもいいらしく、そして、
トレンドのクラフトビールもちょうどいっぱい分が入り切るサイズ。

スタッフの方が実際に飲んでいて、その生活スタイル
も自分と似ていて、自分の生活もなんだか良くなりそう。

安くはないけど、別に買えない値段じゃない。

なんだかこのグラスでビールを呑んだら、週末の
家呑みも楽しくなりそうだから、買ってみようか!
グラスはいっぱいあるけど、まぁいいよね!

----------------------

と、いった感じです。

雑誌をなんとなく見ていたら、なんだか欲しくなっ
てきて、そのままカートが付いてるから、買っちゃう。
こういう流れです。

僕も2つのサイトを見るたびに、グラスとかタオル
とかジャムとかなんだか欲しくなって、ついつい
じっくりページを見たり、買ったりしてしまいます。

そして、僕もちょっと前までは、リセノをこんな風に
「カートのついた雑誌」のようにすることが、ゴールだと感じていました。

でも、ふと気づきました。

2つのサイトは雑貨がメインのショップで、
リセノは家具がメインのショップであることに。

さっきの流れを家具に置き換えると、こうです。

----------------------

雑誌を見る感覚で、なんとなく空いた時間にサイトを
覗くと、そこでソファーが売っています。

そのソファーは、とってもきれいなカタチをしていて、
部屋に合わせた画像が載っていて、とってもかっこいい。

どうやら座り心地もいいらしく、そして、
トレンドの西海岸デザインらしい。

スタッフの方が実際に使っていて、その生活スタイル
も自分と似ていて、なんだか自分の生活も良くなりそう。

安くはないけど、別に買えない値段じゃない。

なんだかこのソファーがあれば、友達を呼んでの週末
の家呑みも楽しくなりそうだから、買ってみようか!




!!

ちょっと待てよ。。。

ソファーは欲しいけど、搬入って大丈夫かな?
あんまり大きいと、入らなかったら大変だな。

ってか、色は他の家具と合うかな?
イメージと違ったら、大きいから大変だぞ。

もし思ったのと違ったら、この後、
何年も後悔しちゃうかも。

・・・もうちょっとちゃんと選んでから、購入しよう。

----------------------

こうなります。

雑貨と家具は同じインテリアジャンルですが、
サイズと価格、家での単一性が、大きく異なります。

そして、それ以上に、製品ジャンルに関しての
基礎知識が違うのが、大きなポイントだと思います。

グラスは、今までの生活で使ったことがない人はいないでしょう。

グラスというのは、こういう形状で、これくらいの
大きさで、こういう飲み物を入れれば美味しそうだ
というのが、簡単に頭に浮かびます。

その基本情報がある中で、今持っているグラスより
も、もうちょっと暮らしが豊かになるグラスを見ると
今までの経験も相まって、買いたくなるんですね。

家具だと、今までに選んだ経験が少ないし、
選び方に関する十分な情報もなく、1商品が与える
購入プレッシャーが高いので、簡単には買えません。

なので、「雑誌を見ていてつい買っちゃう」という所
にたどり着かないんですね。

この基本的な商品ジャンルの違いに、「伝え方」に
ついて、さんざん考えたあげく、ようやくたどり着きました。

家具に関しては、「雑誌の中にカート」という
僕が憧れるサイトのスタイルは、向かないのです。

だから、僕たちはしっかりとした「家具の選び方」の基礎情報を揃えようと思います。

買う時の基礎知識が少なく、経験も少なく、
買った時に大きなプレッシャーがかかる「家具」というジャンル。

雑誌の様にイメージを伝えるだけでは、なかなか
気軽に手を出せるものではなく、また逆に、購入まで
にはじっくりと悩んだ方がいいジャンルでもあります。

そう考えると家具は、
「雑誌をパラパラ」ではなく、「教科書をじっくり」
のスタイルが良いのではないかと気づきました。

よく「商売は、モノからコトへ」と言います。

モノとは商品そのもので、コトとは、その商品が
自分の生活に与えるプラス要素のことです。

グラスでいえば、グラスを買うんじゃなくて、グラス
がある週末のリラックスした晩酌を売ることを指します。

カートのついた雑誌はつまり、この「コト」を
分かりやすく見せるイメージです。

でも、家具は、モノではもちろん不十分で、
コトでは、みんながまだぴんとこない。

モノとコトの間に「キソ(基礎)」がはいると思います。
コトをイメージする前に、イメージするための基本的な知識=キソが必要なんですね。

基礎があれば、自分に最適な製品の選び方が分かり、
失敗が減り、大きなプレッシャーを軽減できます。

というわけで、リセノでは「家具の基礎知識」を学べるコンテンツを作っています。
例えば、このマガジン「もう失敗しない!ダイニングテーブルの正しい選び方」

1つの家具の魅力を伝えることよりも、この記事の様
に、「ダイニングセットをどう選べばいいか?」と
いう家具の基礎知識を、しっかりと解説しています。

ネットを探していても、こういう基礎知識をしっかり
納得いくレベルでやってくれているサイトって無いんですよね。

ムック本ではよくありますが、結構イラストが
多かったり、写真が現実感が無かったり。

そのあたりをリセノが培ってきた「伝える力」を
総動員して、リリースしていこうと思います。

目指すは「家具を買う前には、あのサイトを見るべき!」というオーソリティーに。

準備も、撮影も、文章も今まで以上にさらに途方も
ないくらい大変そうですが、自分たちのブランド
コンセプトに誇りをもって、挑んでいこうと思います。

「インテリアの楽しさを、もっとたくさんの人に」伝えていける様に、頑張ります。

Re:CENO Mag http://www.receno.com/pen/

株式会社Flavors Stellenangebote

Wöchentliches Ranking

Weitere Rankings anzeigen