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「10年後のことを考えて生きよう」代表取締役CEO市川茂浩インタビュー

ライバー社の代表取締役CEO、市川茂浩さんにお話を伺いました。

市川さんの知られざる学生時代のお話から、社員に求めることまで、様々なテーマについてお話しいただきました。ぜひ最後まで読んでくださいね。

ーーー本日はよろしくお願いいたします! まず初めに、市川さんの学生時代について伺いたいと思うのですが、どのような学生でしたか?

市川:すごい遡りますね(笑)。どんな学生だったかというと、受験エリートで、かなり偏差値の高い学校を目指して中学受験をして、名古屋の東海中という中高一貫の私学に入学しました。ずっとガリ勉型でしたね。

これを言うとお涙頂戴になってしまうようで嫌なのだけど……14の時に父親が死にました。それから家庭環境が変化して、急に部活のオーケストラ部とか学園祭とか、劇団とか、勉強じゃない方向にいっぱい趣味が広がって行きました。勉強とかもしていたんだけど、そういった課外活動系が楽しくなってきて、次第にそちらが学生生活の中心になっていきましたね。でも両親には医者か弁護士、あるいは事業家になると思われていたので、自分はどちらに向いているのだろうと考えていたのが中高生時代でした。

学校で友達は多かったですが、色々と問題児だったのかもしれません。先生や親には迷惑をかけました。学生時代に学校に適合しているかしていないかそういうことを含めて、色んな活動をしたり自由に生きることで、価値観を形成したんですよね。

僕ね、大学2回行って辞めてるんですよ。2年とかではなくて。

ーーーえっと、2日という意味ですか?

市川:うん、2日。2日というか本当に2回ですね。入学のオリエンテーションに行って途中で帰ってきて、1回目の授業で経営学やりたくて、経営学の授業のオリエンテーションに出てみたら、その時点でかなりガッカリして辞めたっていう(笑)。

ーーーなぜ大学に行こうと思われたのでしょうか。

市川:行こうと思ったのは親が行ってって言ったのでしょうがなく。でも僕は別に行かなくても自分で勉強できるなぁと思ったので辞めたんです。本当は高校出たらすぐ仕事がしたかったんです。そういう理由があって、仕事とか就職とか気にせずにやっていたんですけど。高校出たら自分で稼いで自分で生きたい、そう思っていました。

“稼ぐ”という関連で言うと、オーケストラ部ってお金かかるので、予算もすごいんですけど、昔からお金を集めるのが得意でした。劇団をやっていた時代も、必要なのは50万円だったのですが500万円集めたりしたりして。OBのパンフレット協賛が集まるような、共感を得るストーリー作るのが得意でした。そういうところは経営に繋がっているのかもしれませんね。

ーーー市川さんとお話ししていると、経営的な知識からアニメのようなサブカルチャーまで、幅広い知識をお持ちなんだなぁととても圧倒されますが、時間の使い方やアンテナの張り方等、どのようにされているのでしょうか。

市川:確かに他の人と結構違う所があるのかなと思います。昨日、丁度マーケティングの本とか書いている人とお話して「やってるよね、やってるよねぇ」って共感してたんですけど、目の前の景色が全てマーケティングの情報なんですよね。

例えば電車に乗った時、車両の中の何人中何人がスマホを見ているのかを絶対に把握するんです。できれば何やってるかまで知りたいんです。こういうのってわざわざこうしよう! とかこうしてるのが凄い! とかではなく、ふと周りを見て、こうなっているんだなって把握するんですよね。癖です。だからこの癖がついてしまうと、時間が無いとか関係なくて、なんとなく生活しているだけで情報が入ってきますね。

いろいろな事を知るって、そういう風に生活の一部に組み込んで意識付けすれば、時間がなくてもいいんですよ。時間の使い方がわからない人には役にたつかもしれませんね。

アニメに詳しいのは、前に映像の配信の仕事をしていたからです。最初の頃は自分で作品のピックアップをしなければならなかった。1年くらいかな。これも生活の一部に組み込んで、夜寝る前の2時間は絶対アニメを見るって決めていたんです。1時間とかになっていますが、実は今も続けています。

知識の取り方って、全部網羅するやり方の方がかえってやりやすいんですよ。当時は配信がないからレンタルだったんですけど、棚を左から順番に借りていったんです。それでビデオレンタル屋さんの一棚を1年で全部借り終えました。もちろん中には途中までしか見てないアニメもありますが、とりあえず全部網羅すると。アニメのジャンルも昔はちょっとオタクっぽい人しか見ていませんでしたが、今はみんな見ているのが普通じゃないですか。僕はこのマーケット大きくなるなぁと思っていたから、将来流行りそうなものに先に手を付けておくという意味でも見ていました。実際現在ライバー業界でも役に立っていますね。

網羅するという関連だと、経営コンサル会社に行きたかった時期は、自分で勉強した方がいいと思って、本屋の経営学の本を端から端まで読んだりしました。決めてしまえば、そんなに難しいことではないと思いますね。

ーーーなぜ経営コンサルに行こうと思われたのですか?

市川:経営コンサルは父親が経営者だったので、自分も経営をしなくてはいけないのかなと思ったからです。経営って人を引っ張ったり、我慢して人を育成したり、事業のリスクを全部負ったりとか、そういう側面があるじゃないですか。でも僕は親を見ていたから「親もそうだったのかな」って思って、自分もやる気になれたのだと思います。

でも経営の本を全部読んで思ったのは、経営学を学ばないで経営されてる方、結構多いですよね。だから必須科目ではなかったかもしれないと思うけど、ただ、経営学を学んだ事で、よくある落とし穴を回避できたのはよかったなと思ったことはあります。

ーーー難しいことではないと仰っていましたが、端から端まで読むって、あまりできることではないですよね。

市川:そうですね、誰でもできるけど誰もやらない事かもしれないです。でも全部そんなものかなと思いますよ。


ーーーこれからライバー社に入ってくる方にはどういった事を求めますか。

市川:以前(未知の市場、求めるのは「ライバーのために力を尽くしたい人」 株式会社ライバーCEO市川茂浩インタビュー<下編>)でも聞かれましたね。ライバー社のステージは1年前と変わりましたが、『新しいことに興味を持ってリスク恐れずチャレンジできる人』これは変わっていません。これは、うちの会社がライブ配信の時代を作りきるまでは絶対必要です。ライバー社は時代を開拓して行きますから、開拓者精神がある人が集まってくるべきというのは大前提です。

ただもう一ついうと、現在、六本木に引っ越してきたりと段々と会社の組織ができてきて、専門分野を持つ人がライバー社にも来るようになりました。なので今度は、組織間の連携を上手く図れる人や、それぞれの専門家を纏めあげて、戦略に仕立て上げていく視野を持っている人が必要となってきています。YouTubeの将来どうなるんだろう、ライバーの将来どうなるんだろう、携帯系のサービスはどうなって行くんだろう。そういった事を考えている人が来ても活躍していける企業になってきたと思います。

ーーーなるほど。以前は「挑戦を楽しいと思える人」という表現だったかと思いますが、現在ライバー業界の問題点、乗り越えるべきだと思うのは何だとお考えですか。

市川:1年後は違う事を言っていると思うのですが、今は実績を出さなくていけないと思います。1年前の困難な点は”知られていない”という事でした。ですが1年経って、ホリエモンさんやオリラジの中田さんが「ライバーの時代だ」と仰ったり、ライバーが稼げる職業として紹介されたり、最近で言うとYouTuberのヒカルさんが生配信を始めたりと、例を挙げるとキリが無いくらい、ライバー業界全体を知っていただけているようになって来たと思います。

そのような中で、「俺凄いんだ足速いんだぜ」って言っていて、走ったら100m20秒とかでは速くないですよね、全然。業界で一番って言ったら10秒切るとかじゃなきゃ。つまり、一番いい会社だと思うのであれば、一番いい実績を出さなきゃいけない。ハードルが高いけれど、そういう時期には来ています。逆に言うと、実績を出す環境が人材や資金の面で揃って来ました。

ーーー決起会で「10年後、自分が何を食べ、何を着て、どこに住んでいるのか想像して働きましょう」とおっしゃっていたのが印象的でした。市川さんが思い描く10年後とはどういったものでしょうか。

市川:10年後のことを考えて生きようと言ったのは、そう考えていて損にはならないからです。人間って考え方でどうにでもなると思っているんですが、10年後に自分が社長になる、とか、上場して凄い有名になっていると思ったとして、何も損にはならないじゃないですか。言ったらちょっと外から何か言われるかもしれませんが、言わないで思ってるだけなら何も損にはならないじゃないですか。だから5年後とか10年後とか「自分はこうなっている」って思うのは誰も損しないから思っていればいいんじゃないですかね、と思っています。

社員には結構本当にそう思っていてほしいと考えていて、実際に「半年後とか1年後とかに自分はこういう成果あげていてこう出世して」って想像している人が出世すると思うんですよ。

ーーー目標が明確にあるからそこに向かって成長していけるという事でしょうか?

市川:うーんっていうか、そう思っていたらそうなると思いますよ、人って。ライバー社のライバーさんもみんなそうなんじゃないでしょうか。なんか、こうやって生きたいとか、こんな楽しいことやりたいと思っていたらいつの間にかなっていたというか。コレコレさんに「同接5万人なりたかったですか」って聞いても、「別になっただけです」って言うと思いますよ。5万人って目標立てて、戦略的に組み立てて5万人行く人なかなかいないですよ。無理ですよ。彼なりに色々な意見があると思いますけど、でも自分が楽しい放送を続けていたらそうなったのではないでしょうか。

だから結構、「10年後に経営者になってます」とか言ってその通りになりましたって言って、凄いですねとか言われますけど、なるって思っていたから別に大したことではないし、みんななんか好きなことがあって、課長になりたいですとか、上場して凄い会社になってメディアに載りたいですとか、自分もインタビューされたいですとか、色々思うのかもしれないですけど、そう思っていたらそうなるんじゃないですか。

で、思うことで損はないから、みんなに次々いいキャリアを思い浮かべて頑張ってほしいと思います。ベンチャーって夢があるので、夢を描いた分だけ叶う気がするので。って言うと、色々言われそうですけど(笑)、本当にそうだと思うんですよ、ベンチャーって。もちろん一方で、急成長しすぎたりして、なんて言うんでしょうか、自分の想像を超えた成長を会社がしてしまったときに、自分がその中でどんな位置付けになるか把握するのは難しいですが。でもそれは僕も全く同じなので、夢を持って仕事するしかないと思います。

どういう社会になっているかは誰にも予測不可能だけれど、自分がどういう人になっているか、どう見れているかは妄想することは何回も言うけど大事だと思います。妄想を格好良く言うと”ビジョン”と言ったりするのかもしれませんが、僕もライバー社が3年後どうなっているかというのはいつも妄想しています。社員みんなで共有できうる目標と、妄想のレベルと、常に2つ持っていますね。

ーーーライバー社にジョインすると、どのようなキャリアを進むことができるのでしょうか。

市川:今の時点で、ライバー社は上場を目指したいと思っていますが、上場はゴールではなく手段であって、みんなが目標にする一里塚、中間地点ですね。そこをイメージしていると、社員の仕事の能力が段々と上がって行くと思うんですよ。要求もされるし。だから実は入社時点より新しいスキルが身につくはずなんですよ。ならないと逆に言うと、落ちこぼれると思います。なので、新しいスキルの獲得を目指して入社した方がいいです。

実際に今面談をしていると、新しいスキルが欲しいですという人が多いです。例えば今までは経理やってた人は今後は法務とか監査とかいわゆる専門の幅を広げたい、だとか。小さい会社に入ると全部経験できるから、チャレンジしたいです。ということです。でもそれってただ教えてもらうだけじゃなくて、その人が自力でも成長しないとついていけないじゃないですか。だから絶対成長せざるを得ない環境下にあって。小さい会社が上場目指すってことは、つまり全員が成長しないと会社が上場できない。逆に言えば、みんな成長できる。そこにメリットを感じてくれる人に来てもらえるといいですね。

今は安定志向の人が入る時期ではないです。僕的には成長を目指している人に来て欲しいし、その機会を提供できると思っています。どんなキャリアにせよ、ライバー社なら成長は無限大だと思っています。

ーーー本日はお忙しい中、貴重なお時間をいただきありがとうございました!

取材:ライバー編集部 https://livernet.jp/

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