わたしたちの生活に欠かせないクルマだからこそできる。Androidエンジニアが感じる、日産自動車の魅力

時代が変われば、クルマも変わるもの。

人々の生活に密接に関わりながら、進化を続けるクルマに興味を抱き、クルマに興味があったわけではないソフトウェアエンジニアが自動車業界に飛び込んだ。

それが現在日産自動車でAndroidエンジニアとして働く神田。

便利さと快適さを追求し、利用者の生活にフォーカスしたアプリケーションを開発する毎日を送っている彼が考える日産自動車の魅力と、描いているクルマの未来について話を聞いた。

物足りなさを感じていたときに出逢った、挑戦する人たち

神田崇史
2010年、在学中アルバイトで入った開発会社に就職。Android OSを搭載した車機器のソフトウェア開発などを経験し、2017年3月に日産自動車に入社。Android リードエンジニアとして、クルマをリモートでコントロールしたり、管理をするモバイルアプリの開発を担当している。

神田がクルマと関わる仕事をはじめたきっかけは、通っていた大学の先輩の紹介ではじめた開発会社でのアルバイトでした。当時は、「プログラミングをしたい」という気持ちだけで、クルマに興味があったわけではなく、自家用車も持っていなかったといいます。

「アルバイトで入社しましたが、人間関係や社内の雰囲気の良さもあり、大学卒業後はその開発会社に就職、トータルで7年ほど勤務しました。組み込みソフトウェアやAndroidアプリの開発を経験した後、Android OSを搭載した車機器のソフトウェア開発に関わったんです」


業務を通じてクルマの魅力を知り、自分でもクルマを買ったと言います。しかし、業務に楽しさを覚えつつも、同時に物足りなさも感じ始めます。

「受託でいただいた仕様のなかでいかに良いものをつくるか・処理を早くするかなど、課題を突き詰めて解決していくのは楽しかったし、無事に課題が解決してお客様に喜んでいただけるも嬉しかったんです。ですが、与えられた仕様通りに開発をこなすだけではだんだんと物足りなくなってきて……。
モバイルアプリケーションのように、利用者の声がレビューとして届き、それをもとに改善をしていく仕事だとか、システムを利用するお客様の声が届き、お客様の顔を見ながら開発できるような仕事をしたいな、と思い始めたんです」

もやもやを抱えながら、2015年4月に行われた第1回「DroidKaigi」に参加。新たな価値観を知り、将来について考えるようになります。

「当時の私は、大規模システムに組み込まれるソフトウェアの受託開発を行なっていたので、仕様を満たすソフトウェアを、堅牢性と安定性を重視して開発することが全てでした。自分なりに最適な設計やプログラムの追究はしていましたが、新しい技術を積極的に取り入れられる環境ではなく、キャッチアップもそれほどできていませんでした。
『DroidKaigi』に参加して、実際にWeb・IT業界で活用されている新しい技術を知り、それらを取り入れつつ、楽しそうに仕事をしている参加者の話を直接聞いて、刺激を受けたのと同時に、自分の知識や考えの幅が狭いことを思い知りました」

自動車に関わる仕事を続けて行きたい。でも、お客様の声を聴き・顔を見ることができるモバイルアプリケーションの仕事もしたい。そんな思いから転職活動をはじめた神田は、日産が立ち上げたばかりのコネクティドカー向けアプリケーション開発部署の募集をみて、エントリー。日産自動車で、ソフトウェアエンジニアとして新たなスタートを切ります。

利用者の視点でアプリケーションを開発できる喜び

実際のお客様の声をもとに、より便利になるアプリケーションを考えている今が楽しい。日産自動車に入ってから、より充実した時間を過ごせているといいます。

「いまは、日産のクルマにつながるモバイルアプリの開発に携わっています。プロダクトオーナーを中心に何をやりたいか、どんなものを作りたいかを決めて、みんなで仕様を考える。『ユーザーにとって最も使いやすいアプリにすること』がゴールなので、どんな仕様にするかで意見がぶつかり、白熱することもしばしば。

ただ、ユーザーに良いものを届けたい、という想いはチームの全員が共通して持っているため、白熱した議論も有意義です。他の人の考え方を学べることに、楽しさを感じています。

また、日産のクルマでできることを把握した上で、どんなアプリだとユーザーが嬉しいのか自分たちで考え、決めて、つくれる楽しさは、日産という自動車メーカーに入ったからこそ経験できるものだと思います」

ただ、自分たちでアプリを開発するからこそ取り組まなければならない課題もあると話します。

「これまで、外注先にお願いして制作していたアプリケーションのリリースは早くて半年に一度ほど。そのタイムラインでは、お客様からのフィードバックにお答えするには遅すぎると思うんです。アプリケーションを内製することで、Webサービスと同じくらいの、マンスリー・ウィークリーのペースでリリースできるよう、開発やリリースのスケジュールを縮めていくことは、IT/Webのスピード感を知っている自分たちだからこそ取り組むべき課題のひとつだと考えています」


やりがいを感じながら毎日を過ごしている一方、ルノー、三菱自動車との3社によるアライアンスの影響もあり、大変なことも多いといいます。

「さまざまな国籍のエンジニアがいるなか、コミュニケーションの取り方や考え方の違いによる大変さはあります。ですが、コミュニケーションを増やし信頼関係を構築することで、壁を乗り越えようとしています。語学力だけでなく、グローバルな働き方を身につけていける環境があることも、やりがいを感じているポイントです」

そんな中、彼は若手社員向け育成プログラム「グローバルチャレンジプログラム(GCP)」に選ばれ、これから半年ほどインドに行くことになりました。このプログラムで彼に課せられたミッションは、インドのメンバーと協働して新しいアプリケーションを制作すること。そして、インドとの関係構築です。

「インドとはきちんとしたコミュニケーションが取れていないのが現状です。なので、グローバルチャレンジプログラムをきっかけに、実際にインドに数か月滞在し、一緒に新しいアプリケーションを開発しようとしています。私達は内製でのアプリケーション開発を目指す部署なので、インドでのオフショア開発を目指しているのではありません。インドに行って、インドで働く方たちと一緒に開発をすることで、帰国後も継続して連携できる関係性を作ろうと考えているのです」

クルマの未来を見据えて向き合う、新たな課題

エンジニアとしても、グローバルコミュニケーションの面でも経験値をあげ続けている神田。
クルマの未来については、「運転中の過ごし方が課題になるのではないか?」と語ります。

「今は、クルマを降りている間に使うこと想定したアプリケーションを作っていますが、今後はクルマに乗っている間に使うアプリケーションにも取り組んで行きたいですね。現在でもすでに、クルマに乗っている間の過ごし方は重要ですが、自動運転が主流になりドライバー自身が運転しない未来がくれば、人々はクルマに乗っている間に何をしよう?何かしよう!と思うはずです。

クルマでの過ごし方は、人それぞれですよね。だからこそ、運転中の過ごし方をいかにパーソナライズしていくかが重要ですし、その鍵を握るのはスマートフォンだと考えています。例えば、運転中にスマートフォンをクルマのスピーカーにつなげて音楽を聴いている人は多いですが、それも、その人の好きな音楽がスマートフォンに入っているからできる一種のパーソナライズだと思います。スマートフォンは、ユーザーがクルマに乗っていない間にも使用されていて、情報やコンテンツが蓄積されているデバイスであり、そして、クルマに乗るときにも持ち込まれるデバイス。これをどう活用していくかが、今後の開発の重要なファクターになっていくはずです」


最後に、一緒に働きたいと思うエンジニアについて、聞きました。

「海外出張も含め、グローバルな環境で働くことができるのはもちろん、Androidエンジニアとして様々な新しい技術にキャッチアップができる、日産自動車。そんな環境だからこそ、大きいスケールで、社会やお客様に便利さや影響を与えることがやりがいです。
クルマは、人々の生活に密接にかかわっているモノ。人々の生活をより便利に、そしてより豊かに変えていくアプリケーションをつくることができる会社は、なかなかないと思います。
世界には、さまざまな国があり、さまざまな環境で生活している人たちがいます。そういう人たちに本気で便利さを届けたいと思っている人、そういう人と一緒に働きたいですね」

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