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スタッフインタビューvol. 74「グループの自覚感を大切に」

山のガイドとファシリテーターをしているがちゃぴん(河野格)。経験を重ねる中でグループへの関わりが変わってきたそうです。

プロジェクトアドベンチャー(PA)との出会い

大学生のときからお世話になっている方に「ひとまず行って来い!」と言われて、プロジェクトアドベンチャージャパン(PAJ)のものではなかったのですが、アドベンチャープログラムの講習を受けに行き、プログラムの現場に立つようになりました。PAJの講習会には現場に立ち始めてから参加しました。

PAJ以外から依頼される仕事では中高生や企業のファシリテーターをやることが多いですが、PAJでは小学生のプログラムも結構あります。小学生相手はまだ不慣れな部分が多いですね(笑)。中高生は会話でアイスブレイクし易いですが、、小学生とは目線合わせや言葉選びがまだ瞬時にできないことがあります。小難しい話をしてしまったのか、ぽかーんとされてしまったり(笑)。伝え方や話の長さ、興味の引き方はもっと工夫しないとですね。

僕はグループと活動するとき、まず始めに雑談から入ることが多いです。「部活何やってるの?」などと話しかけたり、会話を重視します。お互い緊張しているので、少しでも和むように努めています。でも小学生だと言葉のやりとりだけでは飽きてしまう部分があるので、言葉以上にまず体験をきちんとさせてあげることが大切だと思いました。

チャレンジバイチョイス

僕はPAの「チャレンジバイチョイス(自分の挑戦は自分で決める)」という考えが好きです。これは僕がやっている山登りと共通する点が多いと思っています。

山登りは自分で課題を設定できます。自分で目標レベルを設定して、行きたいところに行ったら行けただし、行けなかったら行けない。そこに誰かとの競争はなくて、あるとすれば自分との勝負があります。例えば体力的な勝負、気持ち的な勝負、技術的な勝負。。僕は山のそういうところがすごく好きで、PAの考え方(チャレンジバイチョイス)とすごく似ている部分だと思います。高くて難しい山に登ることがすごいことではなくて、なぜその山に登っているのか?という部分がとても大切だし、人によって千差万別なので面白いとこだと思うんです。チャレンジしている気持ちの部分です。PAと同じですよね。

中学生のときに学校のプログラムの一環で、山登りに出会いました。そのとき当時の校長が「一歩一歩、歩けば必ず山頂に着くよ」とみんなに投げ掛けてくれました。そのときは競争が好きで足も速かったので、ゆっくりと地道な一歩の連続である山を登るプロセスを、どう楽しんでいいか分からなかった中で、その言葉がとても響きました。自分の一歩が目標に近づいていくという感覚がすごく腑に落ちたし、実際に山頂が近づいてくるわけです。そこから山登りが、目標を達成していく楽しさに置き換わりました。大人の言葉ってどこで子どもたちに刺さるか分からないですよね(笑)

自分自身の強み

僕は松岡修造っぽいファシリテーターかもしれません(笑)。結構、熱血みたいで、「がんばれ!行ける!」みたいな感じの素質があります。その部分で強みを発揮することもあると思うし、そうだからこそ見えていないことや課題もあるかもしれません。

グループが一生懸命に取組んでいるところに、後ろからぐっと背中を押すような関わりが得意だと思います。一見ちゃんとやっていない子でも、全部が全部やっていないわけではなくて、ある場面では仲間を手助けしたりとか、ある場面では目標達成に向けて発言したり、前に進むような行動がちょこちょこと出てくることがあります。そこを逃さずに認知して、「いまのその感じ!」とぐっと背中を押したりします。具体的には近くで声掛けたり、寄り添うように肩を叩いたりですね。

大切なタイミングを逃さないようにすることは、OJTで学んできた気がします。ベテランと組んでプレッシャーだなと思うこともありましたけど(笑)。プログラムもグループも生もので、「いまここで関わるとき」「いまここで入るチャンス」に身体感覚で入っていく感じはOJTで学びました。

安心感があると言われたいですね。場づくりをするときにもそこを心掛けています。プログラム全体のディレクションをやるときも、「安心」をキーワードにしています。そういう場じゃないと、全員が発言できたり挑戦できたりしないと思います。仕事における「楽しさ」と直結する部分だと思います。

どんなファシリテーターでありたいかということを考えると、僕は軽快な感じでいたいです。あまり重くならずに、爽やかな風のような、旅人のような感じでいたいですね。

グループに委ねる

20代の頃、プログラムでサジを投げたことが何度かありました。それは子どもたちが言うこと聞かなくて(笑)、コントロールできないから、嫌になってサジを投げるというようなことだったと思います。そう考えると、いまはいろいろなグループを許容できるようになってきました(笑)。

グループがうまくいかないとき、「自分の問題ではない」と割り切れるようになりました。サジを投げた頃は、グループの問題を自分の問題だと思い込んで、自分がなんとかしないといけないと思っていました。押さえつけたり指導したり。そうするとますます空回りして、反比例するように子どもたちが逃げて行っちゃったんです。徐々に「この関わり違うなあ」と気づきました。うまくいってないという状態を受容できなかったんでしょうね。うまくいかないときこそ、チャンスなのに。

徐々に起きていることを全部チームに返せるようになり、グループと自分が分離できるようになりました。そこは大きな転換点でしたね。子どもの発達についても学ぶようになって、「まあそういう時だよな」とか「何でこういう状態になるんだろう?」と冷静に観察できるようになってきました。何かが起きたとき、そこでどういう場をセッティングするかは大事にしていますが、「がんばって活動させなくては」みたいなことはなくなりました。

グループのメンバーが「自分たちのチームの状況が見えているか」「自分たちのチームのことを自分たちがどう思うか」という「自覚感」を大切にしています。いまの状態が良い悪いではなく、自分たちの状況についてどう思うか、どう見えているか、どう感じているかを話してもらったり、咀嚼してもらう時間が大事なんだろうなと思います。

僕はPAを心や気持ちのアドベンチャーだと思っています。しかもそれが他者との関わりの中で起きます。他者との関係性における心の冒険、その領域はずっと探求し続けたいと思っています。

(20190627)

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