This page is intended for users in Germany. Go to the page for users in United States.

AWSのオーディエンス賞を受賞した谷本さんにインタビューしました

ストックマークには、フロントエンドエンジニア、サーバーレスアプリケーションエンジニア、インフラエンジニア、UI/UXデザイナー、機械学習リサーチャー、マーケティング、セールス、プロダクトマネージャー、CSなど、様々な領域で活躍する約30名のプロフェッショナルがいます。

優秀で個性的な彼らをご紹介していけたらと思います。

今回は先日行われたAWS SUMMITでのコンテスト「AWS Startup Architecture Of The Year 2019」で見事オーディエンス賞を受賞したエンジニアの谷本さんにインタビューしました!

ー受賞おめでとうございます!

まずは、コンテストと賞の概要を教えてください

AWSが主催する、創業3年までのスタートアップを対象とした、AWSを使ったアーキテクチャーの先進性を競うテックコンテストです。アーキテクチャーの先進性のほか、ビジネスのビジョンとビジネスに対するアーキテクチャーの貢献度も評価ポイントです。

事前の審査を通過したスタートアップ7社がファイナリストとして参加し、ピッチでのプレゼンと、アーキテクチャーの概要を図にしたパネル展示を行いました。

審査は、主催者側で選定した審査員から評価されるほか、来場者の投票によっても評価されます。今回受賞したオーディエンス賞は、来場者の投票でトップだったというものです。

ー目の肥えたAWSユーザーに刺さったということですね。どのような人が多かったですか?

そうですね。企業や個人でAWSを使って開発をしているエンジニアが多かったという印象です。AWSユーザーは、高い技術力を持った方が多く、そのなかでも評価されたことは大変名誉だと感じています。

ーさっそく受賞したアーキテクチャーについて教えてください。

今回出したのは、ストックマークの「Astrategy」という情報収集やマーケット分析、企業分析を行うサービスのアーキテクチャーです。

このサービスでは独自の自然言語のAIエンジンをフルに使ったコンテンツをユーザーに届けています。

ー特徴はどのようなところですか。

自然言語処理のAIをSaaS(ソフトウェア・アズ・ア・サービス)として実装し展開していることが特徴だと思います。

ー確かにまだ世の中にあまりないですよね。素朴な疑問ですが、去年は出そうと思わなかった?

実は去年下見に行ったんですよ笑 このコンテストは去年始まったもので、今年が2回目だったんです。去年見て思ったのは、AIが去年一昨年くらいからブームになっていたものの、AIが本格的にアーキテクチャーに組み込まれているところはまだなかったんですよ。

それを見て、我々はAIエンジンを使ったサービスというところで独自性が出せると思ったので、今年応募しようと思いました。

ー正直ここまでいけると思っていましたか?笑 

どうでしょう(笑)

でも今年は、うちだけじゃなくAIのエンジンを積んだアーキテクチャーが数社出てくると思っていたのですが、実際は、AIをクラウド型のサービスに本格的に組み込んでいるのはうちともう1社くらいだったんです。

それをみて、我々の強みとか独自性は出せるなと思いました。

それと、対象が3年以内のスタートアップだったので、B2BのAI SaaSサービスとして包括的に作られていて、かつユーザーがたくさんいるというのはあまりなかったんですよね。ストックマークのAstrategy、Anewsは2年くらい運用しているサービスで実績もあるので、その点もアピールできると思いました。


ー振り返って見て、受賞できたポイント、オーディエンスに刺さったポイントはどこだと思う?

我々はAIのSaaSの土台を1枚のアーキテクチャー図で紹介したのですが、一番特徴的なのは、基本的に「全部やっている」ところ。よくあるのは、SageMakerやサーバーレスサービスで技術検証基盤を作ってR&Dチームで運用していたり、ユーザーがアクセスするウェブアプリケーションをホスティングする構成ですよね。対して弊社では、AIで大量のデータをいかに収集してきて、AIで解析して、ユーザーにいかに早く届けるか。これらを全部作っているんです。AIサービスとして必要な要素を全部AWSで作っているというわけです。

実際主催者のAWSの方にどのような人が投票してくれたのか聞いたら、やはり全方位的にやっているというところに興味を持ったエンジニアが多かったそうです。かつこれまでの知見を生かして泥臭くブラッシュアップしてきてアーキテクチャを作っている、それが刺さったのかも。

こういう風にAIのSaaSとしてのリファレンス的に見えたところが良かったのではないでしょうか。

ーちなみにこういうアーキテクチャーにしようと思ったのは誰?

CTOの有馬さんと2人で議論しました。今でこそすごいアーキテクチャーですけれど、最初は、サーバー1個だったんですよ。

ーへえええええええええええ

2台のサーバーをAWSで構築して、どんどんやっていくうちに、1台じゃできなくなったから2台にして、それが3台に増えてどんどん増えて、、、

そんな感じが2.3年くらい前からずっと続いてきて、今に至る、みたいな笑

なので最初から誰かが思いついていたか、と言ったら思いついていなくて、サービスのスケールに応じてという感じで、徐々に出来上がりました。


ーコンテストに応募して世の中に発信して、受賞して、周りからの反応はどうでしたか?

SNSの友達申請が増えました気がします(笑) 当日ちょっと話した人や、技術系の人とかですね。

やっぱりエンジニアに我々の技術を紹介して、もっと興味を持ってもらいたいというのがあったので、そこは反響というか、確かな効果はあったかなと思います。

ーそうですね。今回参加しての感想はどうですか?

一番強く印象に残っているのは、他社さんなのですが、我々よりも早い段階のスタートアップで、エンジニアも3人しかいなくて、でも絵を見ると結構ちゃんとしたアーキテクチャー(失礼!笑)なんです。AWSのいろんなサービスを使っていて。

少なくとも我々が2年前にやっていたサーバー2つしかありませんとかいうのと全然違うんですよ。最初からかなり本格的なアーキテクチャーを作っていて。

でもそれはここ2年くらいでインフラみたいなものを整えるための敷居を、AWSが低くしてくれて、少ないコストで最初から本格的なサービスを作れるようになったんです。

スタートアップって、人も時間も限られているから、最初はいかにスピード感を持って仮説検証するかが大事なんです。なのでビジネス的な観点でみるとどうしても初めはサーバーなんて動いてればいいじゃんというのがあると思うんです。けどそこはエンジニアとしては時間があればもちろんちゃんとしたものを作りたいと思うものの、限られたリソースとのトレードオフになっていました。それが、時間もお金もかけずに、いきなり本番で運用できるものをAWSで作れるようになったんです。

そういったスピード感は我々も見習わないとと思いました。我々は今3つのサービスを作っていますが、2つはまだ走り出しで、そこをいかに素早く軌道に乗せていくか、1つ目のプロダクトを作ったときとは、違うマインドを入れることで、早くスケールさせられるのではないかなと思いました。

ー今気になっている技術とか追いかけている情報ってありますか

今後我々がやるべきことは、いかにユーザーに近いフロントのところで機械学習のエンジンを動かすかというところだと考えています。

常に顧客にとってのUXを考え、AIのエンジンがフロントで駆動することによる新しい体験や新しい価値を提供していきたいと思います。

機械学習のエンジンは今はとても処理が重いしモデルサイズも大きいので、アウトプットとしてのレコメンドを出すのに時間かかっていますが、それをいかに早くするかが重要です。AIエンジンがレコメンドし、それに対しユーザーがクリックしたりスクロールすることに対して、AIがまたすぐに応答する、みたいな映画に出てくるようなAIと密接に綱がっているインタラクティブな世界を実現したいです。

そのために、よりユーザーに近いフロントのところでAIエンジンを動かすというエッジコンピューティングは、AWSさんが作っている基盤もフォローしていきますし、自分たちでも作っていかないといけないと思っています。


ー最後に今後チャレンジしたいことは?

チャレンジは2つあって、一つは攻めというか、ハイパフォーマンスな環境でしかできないAIの計算のところ。AIの処理ってめちゃくちゃでかいサーバー、ハイスペックなサーバーでしか動かせないんですよ。

さっきと同じ話ですが、いかにAIエンジンを、例えばブラウザとかで動かすとか、よりユーザーに近い、より簡単で小さい端末で動かせるか。そういうものを作りたいという技術的なところが一つ。

もう一つは、開発体制について。AWSの話をしたように、ちょっと前のインフラ構築は時間がかかっていたんですよ。リソースの少ないスタートアップはそれを時間とのトレードオフでいかに仮説検証していくかという感じでしたが、今はAWSの進化によりインフラ構築の時間もお金もかけずに仮説検証を同時にできるようになり、サービスの成長も格段にスピードアップできるようになりました。我々もそういう開発体制を作っていきたいです。

お客様により満足していただけるサービスを、最速で作るためのシステムをどうするか。

そういったことをやっていきたいと思っています。

ストックマーク株式会社's job postings
1 Likes
1 Likes

Weekly ranking

Show other rankings