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初めての海外経験は、ひとりインド修行

Mizuki Takenobu

株式会社カウンターワークス - PdM

About my work experience

きっかけは、勢いだった。 インターンの体験談を聞いていて、面白そうだなと思って、衝動的に応募した。 出発の2ヶ月半前のことである。
お金の工面も、スケジュールも、自分の英語力も、何にも考えていなかった。 考えていたことは、「面白そうな経験」と「途上国への期待」だけ。 面接ではほとんど英語が聞き取れなかったが、なんとか面接に通り、インターン先への渡航が決定した。

到着直後、インド英語がわからないながら、どうにか宿泊先にたどり着いて、知らされたことは「仕事がない」ことだった。 インターン先の受け入れが難しくなったことは実は渡航確定前にはわかっていたが、現地コーディネータが伝え忘れていたというのだ。
インドでの初めての仕事は、「職探し」からであった。

幸運にも、宿泊先が様々なインターンを行う海外インターン生たちの宿泊施設となっていたので、休日にインド観光を共にしながら仲良くなり、一緒に彼らの職場にちゃっかり同行するなどして、仕事を探した。
その中で比較的大きなProjectが動いていたNGOで、教育系のProjectでインターン生たちがあまり仕事していない場面を目撃して、NGOのBossと現地コーディネーターに頼み込んで、相手は乗り気ではないもののゴリ押しで仕事をいただくことに。
滞在の6週間のうち、もう1週間も経ってしまっていた。

残り5週間をよりよい期間にするために、Fundraise/Teach/Marketingと週周期で回転していた仕事ではなく、NGO組織の教育目標に対する目的達成を方便としてTeachだけを5週間で行えるように交渉。 1日2時間の授業を3回、インドの農村でスラムの子供や文字が読めない母親たちに、数学や英語、ときにはヒンディー文字を教えた。
3日間やってみると、教室運営における諸課題が見えてきた。 既にインターンProjectが始まって半年以上経っているはずなのだが、生徒ごとの学習進度/目標の差、先生の教室運営方法、「教える/丸付けをする」という手段の目的化など、根本的で大きい問題がごろごろ転がっていたのだ。

具体的な方法を提案するために、生徒やNGO職員にヒアリングをしてみると、現状の教室運営スタイル(特定の時間に生徒を集めて、学習進度に関わらず教育指導を行う形)は、別の学校に通っていたり、親の仕事を手伝っている生徒たちの時間的な制約は変更できないことがわかる。
そのため、教育進度/テキストをこちらで規定することで、教師側の教室運営オペレーションの負担を低くしつつ、各人の学習進度に合わせて教育指導ができるスタイルを公文式に習ってやってみようと考え、進度作成と簡単なテキスト作成を行った。

Difficulties I faced

業務課題としては、巻き込みの甘さとアウトプットの定着過程へのコミットメントの薄さ。 実際に働いてみて組織/仕事の課題自体は明確になったが、日本以外の他国のインターン生たちやNGO自体の巻き込みが甘く、アウトプットを組織に定着させる過程が不足していた。
また、アウトプット自体のアイデアを日本チームからまとめあげてきただけにすぎず、他の国の教育手法なども引き上げれば、よりブラッシュアップされた形のものを作れた可能性があったかなと、振り返って感じる。

What I learned

収穫としては、全力で悩んで、全力でぶつかったこと。
私の巻き込みや情報共有が甘かった分、課題抽出やアウトプット自体を現場のボスに押し付ける形になってしまい、衝突することも多かった。

そんなこんなでぶつかりながら、帰国2週間前になり、このままではいけないと思って、いつもと異なるアプローチをしかけた。 授業の合間の昼休み、チャイを飲みながらカジュアルに話を聞いてみて、わかったことはお互いの認識のズレ。
そもそも生徒が混乱していることも教師側・組織側は認識していなかったし、私も自分たちの提案が押し付けがましくなっていることに気づけていなかった。 そこから大きな岩がどうにか転がり、最終的なカリキュラム提案と、少しばかりの手作りテキストを残して、帰国することができた。

俯瞰してみると、大した経験とは到底言えたものではない。
だが、英語もろくに話せない自分が、想いを込めてぶつかって、なんとかアウトプットを形にして現地に残せたことは、今の自分にとっての一つの財産と少しの自信になっている。

株式会社カウンターワークス - PdM
ゲーム好きな嫁と、かわいい2人の子どもと一緒に暮らしてます。 - インドNGOでの教師 - 人材メディアの営業, マーケティング - アドテク企業での広告運用 - SHOPCOUNTER立ち上げ - TOWNWORK ジョブーブの相談部屋PM - TOWNWORK・FromANavi AppPM - リクルートジョブズ 分析チーム Director/Analyst を経て、 - adpt立ち上げ, PM/bizdev/店長 をやっています。
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