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お寺生まれの労務がメルカリという会社(Marketplace・場所)を創ることについて考えた。

0. オマージュ 

 キッチハイクCTO藤崎 祥見さんの記事「叩くべきは木魚ではなくエンターキー。お寺生まれのCTOが出家と家出の狭間で、ついに見つけた自分がやるべきこと。」に大いに触発を受け、この記事を書いています。 


1. 昔、何していたの?

サラリーマンに憧れた

 実家がお寺で父親がお坊さんという一般的な家庭で育ったため、普通に生きていきたいと思っている将来の夢はサラリーマンという少年でした。

 滋賀の地方都市にある田舎の小さな禅宗の山寺に生まれ、小学校の時は4キロ歩いて学校に行くという生活でした。今も近くのお店に行くには車が必要という所に生まれ育ちました。 今でも、自己紹介をすると、実家は継がなくていいの?と言われるので、お寺は継ぐものという認識が皆さんにあるかと思いますが、江戸時代とか大昔は違ったんですよー。とよく言っています。 

 お寺は江戸時代は戸籍管理の役割として、地域のコミュニティとしてのお寺の役割が強くなっていき、世襲制も増えていきったそうです(それ以前は修行の場でした)

 子供の頃からも、いろいろな人に同じように言われ、その反発からから、サラリーマンになりたいなぁ。普通に働きたいなぁと思っていました。反発はしながらも何となく育って、何となく大学に入学します。

 しかし、お寺の事を忘れたり、逃げられるものではなく、人生の折々で自分と向き合うべくタイミングがやってきます。



仕事について考えてみた

 それは就職の時、祥見さんも書かれていますが、お寺業界の課題として、葬式仏教とどう向き合うかというものがあります。 葬式仏教とは、葬式と法事が檀家との唯一の接点となってしまった、現代の仏教界を批判して使われる言葉です。本来の仏教は、葬礼を重視するような教えはありませんでした。歴史的な経緯から、現代の日本においては、”葬儀のために寺があり僧侶がいる” といった状態になってしまっていて、多くの人にそう認識されているという課題があります。 

 もともとお寺はローカルコミュニティの寄り合い所でした。僕が生まれ育った田舎のお寺も月に1回は檀家さんが集まってみんなでご飯を作ってみんなで食べて話をする。 また、悩み相談の場所でもあると思っています。

 苦悩する人を救いたいと思い、苦悩する人と同じ体験をしなければ、誰も救えない。将来的にどうなるにしろ、まずは社会を知らないといけない。禅宗では日常すべれが修行であるとされます。多くの人が人生の中で多くの時間を過ごす、職場、仕事を通じて、苦悩する人を救いたいと思い、人生の社会に出て、社会の中で修行をしようと思い、社会に出たのです。


社労士という仕事との出会い

 社会に出て、2社目に勤めたのが名古屋にある社労士法人でした。なんと、社労士法人の代表も僧侶でした。本当に面白い縁。生かされているなぁと感じることばかりです。

 今も労務という仕事をしていますが、私の仕事の原点は、働く人の働く事の悩みを解決したいということ。そして、働く人、会社の支えとなる仕事としての社労士の仕事をやっていければ、救える人もいるのではないなかぁと思っています。

 皆さんは 社会保険労務士という仕事を知っていますか? 社労士は主に、企業からの依頼で従業員に対する以下のような事務処理をお金をもらって請け負うことができる国家資格です。

 幅広く、企業で働く人と会社を支える為の仕事にやりがいを感じています。

2. なぜ、メルカリに携わっているのか?

 2015年、Meetupでメルカリに出会います。(入社するのはそれから約1年後ですが) 急成長、優秀な人が集まる会社、ベンチャー、スタートアップ、そんなイメージ通りで、活気や勢いがある会社だという印象を持ちました。 

 メルカリのMissionをご存知ですか?メルカリのMissionは「新たな価値を生みだす世界的なマーケットプレイスを創る」です。 

 メルカリのMissionに強く共感し、入社することを決めました。

 田舎のお寺のお布施は今でもお野菜やお米です。食べさせて頂いているんだなぁと思います。 モノの通貨について考えてみると、価値は1人で決めているものではない。自身の存在も相手が合ってこそ、自分があるのだと感じます。

 しかし、昔に比べると、時代、人の成長とともに価値は自ら決められるものではなく、間に入る人の手により変わったり、大きくなったりしてきたのではないかなぁと思っています。 

 メルカリの登場により、そんなモノの価値、通貨の価値も変わっていく時代になりつつあると感じていました。それはコミュニケーションの形も変えるのでは無いかとも思います。通貨の発明は偉大で、価値に共通の認識をもたらすもので、それ以前の物々交換のコミュニケーションで多くかかっていたコミュニケーションコストを減らすものでした。

 しかしながら、メルカリの登場により、もののやりとりにおけるコミュニケーションの価値が高まるのではないかと思います。

 私は価値を自分で決められる社会(Marketplace・場所)を創るメルカリのサービスと、そんな素晴らしい場を創ろうとしている人が集う会社というMarketplaceに魅力を感じ、入社しました。


 4. メルカリで何をやっているのか 

労務の仕事は楽しい

 皆さんの会社に労務の方はいますか?大企業であれば人事労務として専門の部署があったりしますが、スタートアップであればバックオフィス全般担当という方が多いかもしれません。

 労務の仕事ってどんなものがあるかご存知ですか?もしかすると、総務と労務、何が違うの?という方も多いのではないでしょうか?

私、労務の仕事が好きです。

 なぜなら、労務の仕事はかなり幅が広く、色々とやりたい私にとって、すごく楽しくやりがいのある仕事です。そして、従業員のライフイベントに関わることが多く、共に喜び、寄り添いながら、人の成長を感じられるところが魅力です。

一般的な労務の仕事には以下のものがあります。

勤怠管理や給与計算
 勤怠管理もお給料を払う目的だけでなく、長時間労働を防止する健康管理の目的もあります。
 働きすぎの従業員には声をかけたり、産業医面談を促したり
結婚した、出産するという相談
 ただ相談を受ける訳ではなく、それにより必要な手続きを案内し、
 保険証を作ったり、慶弔見舞金を支払ったりします。
怪我をした、お休みをしたいという相談
 怪我は仕事中であれば労災、通勤途中であれば通勤災害の案内をします。
 そして、個人的な怪我や病気であれば傷病手当の案内というように
 別の法律にまたがる知識とケース別の案内が必要となります。
入社、退職時の説明
 入社時は雇用契約や社内のルール説明を行います。
 最初に接する人なので、その後も備品の問合せなども受けることも。

 皆さんにわかりやすい仕事としてはこんな感じでしょうか。やっていることはどこの会社でも同じかもしれません。

 しかし、メルカリでは一般的な労務の仕事に加えて、意識して行っていることがあります。メルカリではOKRという人事評価制度を行っています。全社のOKRにつながっているかを常に意識することで、一般的な労務の仕事にとらわれない、Merciboxなど新しい制度や社会を変えていこうというような施策提案を行える環境がメルカリにはあります。

様々な事例を経験出来るスタートアップ、メルカリこそ成長できる環境

  • 労務としての成長は多くの事例と事例を解決する中で得た成功や失敗を元に成長するものだと思います。スタートアップであれば、様々な問題も起きるでしょう(メルカリはそんなでもないですが)スタートアップでこそ、成長できる。と自身を持って言えます。
そして、攻めるHR、攻める総務など、全方位で攻め、どこもやっていないことをやろうとするメルカリには誰も経験したことのない、そして他社では経験できない事例が沢山あります。

5. これから、やっていきたいことは? 

 労務という言葉を変えたい。労務のイメージを変える仕事をやりたいと思います。 労務という仕事は地味なイメージやがあるかもしれません。そして、数年後になくなってしまう仕事かもしれません。しかしながら、それに抗うのではなく、新しい労務の仕事の姿を創っていきたいと思っています。 AIに代替される仕事をしていても仕方がない。自分たちの仕事を自動化して、無くすくらいのことをやっていかいないといけないと思います。

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