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私がROOTS SPIRALを立ち上げた、積もり積もった理由のこと

《日本の子どもたちに素直な一歩を そして、何度でも一歩踏み出せる社会へ》
 
ずっと胸にあったこの想いを実現すべく、今年一般社団法人ROOTS SPIRALを立ち上げました。
現場の本質的教育改革を促す、教育事業を展開しています。

http://rootsspiral.org/
 
この事業に私が辿り着く鍵となった《3つの観点》をこれからお話してみます。
 
−−−−可能性がない人間などいないはず。
私にも、希望ある可能性が見えていない時期がありました
ずっと28年間も暗中模索
自分に自信が持てず、踏み出せない人間でした
でも社会に出て、人に助けられ、知らなかった選択肢に沢山出会い、
進む度に可能性がどんどん広がってきました環境の外にある、
自分に合う選択肢に出会えずまま、
自分の未来への希望と、社会への期待を失い、生きてゆく人々大人になっても
「自信がない」「何がしたいか分からない」「強みが分からない」
そうこぼす人々がほぼ半数なぜ日本では、あまたキャリア支援団体がある中で
いっこうにそうした人々が減らないのでしょうか10年弱、ずっと目の前の人達と向き合い、
キャリアアドバイザーをしてきました3000人以上の人生のお手伝いをする、
【その瞬間】が無駄であるわけではないし、
何時からだって、その人の意思さえあれば人は変わっていくもの
そんなふうに踏み出す瞬間は実に感動的で尊いものです
支援するこちらも勇気をもらう素敵な仕事ですしかし、長年モヤっとした違和感があったこんな支援で、のうのうと、満足していいワケがない
表層的支援が幾らあろうと事足りはしない
次なる変化の時代は、音を立てて直ぐそこまで近付いてきています
困る人達の再生産を食い止め得る、
ホンモノの支援とは果たしてどうすれば実現出来るのか?ずっと考え抜いてきました
一回潰された草木がしゃんとするのが大変なことは一目瞭然
にも関わらず、大変なやり方で余計な負荷をかけ、
必死で折れかけた草木を立て直して人材育成しているのが、今です

しかし本来、自分らしくしゃんとする力を持って
人間は誰しも生まれてくるはずなんですよね
それを環境によって潰すことなく育てることが出来て、初めて
教育って機能したって言えるんじゃないかと考えています

だからこそ、
一般社団法人ROOTS SPIRALを立ち上げました

そうでなければ、根本的解決にはなっておらず、
誤解を恐れず極端に言ってしまえば、
キャリア支援・教育という名の「もぐらたたき」をしているだけ
大学生や大人になってから困る人達は再生産され続け、
いっこうに減らないということを、これまで長年キャリア支援に携わってきた中で
つくづく感じているからです

私達は、もっと早期にこうした機会創出を実現することで
既存の対処療法的”キャリア教育”がゆくゆくは必要無くなっていくような、
これまでにない予防的キャリア教育の実現を構想しています
 
もちろん直ぐにはなかなか変わりませんが、
小さくスタートしながら、地道に変えられるところから《現場》を
変えていく予定です。それなりの覚悟を持って、
既存の”キャリア教育”には一石投じたいと思っています

それは、これまでの自分の専門領域に対する、
究極的アンチテーゼでもあります

何故そんなことを敢えてやるのかと言えば、
《現場》で感じ続けた違和感を越えられるものを創り出したいから
それが、この分野を追究し続けてきた私自身にとって、
捨て置けない、最大の社会貢献ミッションだと信じているのです

嘗ての私のように、本来は幾らでも可能性があるのにも関わらず、
知らないまま自信を喪失し、踏み出せないまま悶々と生きる日本人を
もうこれ以上放っておきたくないのです

今後、不確実性が高まる流動的社会へと変化が加速する中で
放置すれば、そうした納得感のない、希望もない人が増えてしまいます
しかし、もうそんな人達は一人でも減らしたい
 
−−−−不安定な舵取りは自己理解の浅さから来る。
転職支援をしていると、何度となく転職を繰り返してきたものの、
自分自身のことがあまり良く分からないんです、という方がいます

とりあえず、と一度は自分で選び進んだはずの道
しかし壁を乗り越えてまで進めるほど
思い入れや自分にとってのやりがいも感じられないまま続けていると
やがて何故そこにいるのか、見えなくなってきます
そうしてやっぱりここではないのかも、と
それ以外の道なら続けられるはず、と次なる道を模索して転職
そうして新たな環境で頑張ってみるものの
しばらくすると以前の環境とまた同じ感覚に襲われ
またも、モヤっと感を抱えて転職活動へ
そんな人達は、新しい環境が自分を変えてくれると捉えているところまでは良いものの
振り返る習慣が足りず、過去から学べず、
何度でも同じ失敗を繰り返してしまう傾向があります
何度か繰り返すうち「あれ、こんなはずじゃ…」となってゆく

こうした自己理解は、
単純にこれまでの蓄積がモノを言うところ経験してきた年月が同じでも、
その経験に対して、自分の捉え方を振り返ったことがあるか
数々の経験の共通項を見出し、
自分にとって大切な価値観を自分で理解をしているか
それはとても重要ですが、
なかなかキッカケがないとのほほんと過ごしてきてしまうことも多い
でもちょっとだけ意識して
幼少期から日々の内省を繰り返して
毎日過ごしていれば、大人になってから幾ら考えてみても
「やりたいことや自分が全く見えない」という状態は避けられます

小さいころから大きな夢や大志を、
全ての子どもたちが描く必要性なんてありません

むしろ、日々の中で、どういった喜怒哀楽を感じ取り
どういった瞬間や経験が自分にとって大切か
また体験してみたいと感じられる出来事か
これまでの選択で、自分にとって
良かった/悪かったと感じられたものはどんなことだったか
日常の中で、違和感を感じる瞬間ってどんな瞬間か
そうしてそれは何故なんだろうそういう点が見えていれば、
幸せに生きる道は自ずと目の前に見えてきます

方向性だけでまだぼんやりであったとしても
最初はそれでいい それが大切

段々とまた新たな経験を積みながら深めていけばいいのです
【深い自己理解】は人生の拠り所を可視化します

そう、就職や転職を目前にして
慌てて努力して苦労して鬱になって「自己分析」なんて
しなくてもいい

本当は、もっと自然に、もっと素直に、
誰だって、自分にとって必要な一歩を何度でも踏み出せるはず

そんなふうに考えています

−−−−若い時期に無理無く踏み出す経験を積んでおく大切さ。
人間は脳機能上、早ければ早いほど変わりやすい
経験を蓄積していくと知識は増える一方で経験による判断と行動が増えます

そうした判断や行動は
環境と出会いによって変容しますが
経験を切り取る価値観は蓄積が増えると変えづらくなります
環境順応的動物である人間は
固定的な環境に長くいるとその環境に適応し
変化を好まなくなっていきます
逆に流動的な環境に長くいるとその環境に自然と適応し
変化を好むようになっていきます

大人になってから「こうしよう」と思い立ち
慣れるのに昔よりも時間がかかるなぁと感じたことはありませんか

それは個人的な問題ではなく、脳機能的にはとても自然なことですですが、
同じことをもっと若い時期にトライしたら・・・?

これまでの蓄積が少ない分、パッと習得できたりします
これから変化が加速する時代を生き抜く力を教育で育むには
この【変化耐性】が非常に大切になります
最近話題の『ライフシフト』の本で
【変身資本】として語られている部分と同じ要素です
 
少し動けば新たな刺激にあふれ、変化できる都会のような環境もあれば
どちらかというと、同じ風景、同じ日常をのんびりと過ごせる田舎のような環境も
日本にはあります

どちらが良いというのではなく、
環境外の社会関係資本(=人間関係)を構築し、環境をシフトして
異なる価値観や選択肢にも触れ、多様な社会を知る中で
【変化耐性】は身についていきます

そうした機会があることで、少しずつ子どもたちは
自分を活かせる道を見出してゆくものです

これから生きてゆく子どもたちには
どんな環境下に生まれたとしても、
【強い自分軸】と【しなやかな変化耐性】を持って
生きていって欲しい

強いては、そうした教育こそが、公教育において
本当に時代に求められている、学力などに関わらず実践出来る
必要な教育なのではないでしょうか

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そんな想いから、私はこの事業に辿り着きました
10年という長い歳月を費やして、本質を追求し続けてきた集大成
やっと、これからを支える理論が見えてきた
 
その理論を総動員し、誠心誠意教育改革を推進して
日本の未来の発展に寄与すべく活動して参ります

その為には、多くのご協力やご支援も必要になって参りますが
何卒宜しくお願い致します

一般社団法人ROOTS SPIRAL 代表理事 齊藤寛子

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